ゲノミクスとジェネティクス

ゲノミクス(ゲノム解析)とジェネティクス(遺伝子解析)はよく似ているように聞こえますが、それぞれ注目する情報が異なります。

大まかにいうと、ジェネティクスは形質が遺伝子を通じてある世代から次の世代へどのように受け継がれていくのか、また遺伝子の突然変異または変化という方式で新しい形質がどのようにして出現するのかを調べる学問です。この形質というのは、目や髪の色のような特徴を言います。

ある種の疾患の素因も、例えば正常なら細胞増殖を制御するBRCA1遺伝子やBRCA2遺伝子などの遺伝子を通じて受け継がれることがあります。変化したBRCA1および/またはBRCA2遺伝子を受け継いでいる人は、乳癌と卵巣癌を発症するリスクが高くなります。BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子を調べる乳癌遺伝子検査はどちらも存在しますが、それらは遺伝子解析検査であり、浸潤性乳癌に関するゲノム解析検査であるOncotype DX検査とは異なります。

浸潤性乳癌に関するOncotype DX検査のようなゲノム解析検査は遺伝子群に注目し、それらの活性の程度を調べます。この活性は、癌の成長や治療への反応性に影響すると考えられます。その人が受け継いでいる遺伝子構成に関する情報を提供する乳癌遺伝子解析検査と違って、Oncotype DX乳癌検査は、その人の乳癌中の遺伝子を調べて、これらの遺伝子の相互作用と腫瘍の挙動への影響を理解しようとします。

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